夏の鳥 | 鳥たちの話し声
毎年5月になると県内の山間部へでかけて、夏鳥の渡来状況を調べています。わたしは夜鳴く鳥が好きなので、コノハズクも、あちこち出かけて記録しています。「ブッ、キョ、キョー」と3声で鳴くことが多いというコノハズクですが、かならずしもそんなお手本どうりに鳴くわけではなく、このように「キョ、キョー」の2声だけのことも多いです。

たぶん、3声での「ブッ、」の部分は、吸う息ではないかなと思います。少し小さい声のことが多いのです。

また、たいへん希ですが、「コ、ブッ、キョ、キョー」の4声で繰り返して鳴く個体も過去に聞いたことがあります。

下の録音ファイルで、甲高い声で2回聞こえるのは、鹿の声です。わたしの近くにやってきて、「そこは通り道だから、早くどいてよ」と文句をいっていました。(すまん、すまん)
※生録ファィルに、多少のノイズ除去処理をしています。

Scops Owl
Otus sunia

コノハズク







キビタキは気が強い鳥だそうで、オスが縄張りの境界で争うことがあります。

これは、樹間を飛び回りながら追いかけっこをしているようすを録音したものです。あまり大きな声ではないので、ゲインを少し上げるなど、編集しています。

Black-and-yellow Flycatcher
Ficedula narcissina narcissina

キビタキのオスが2羽で争っている声






初夏を前にアカショウビンがやってくることは、前にも書いたことがあります。

秋には、南の国へ帰る途中、近くの山に立ち寄ってくれます。虫の音をバックに鳴いていますが、別れの挨拶らしく、やや小声です。

Ruddy Kingfisher
Halcyon coromanda

アカショウビン








キビタキは黄色が目立つ小鳥ですが、上面(背中や翼)は黒っぽいし、スズメより小さいので、どこにいるのかわかりにくいこともあります。また、オオルリのように枝の先や梢など、見晴らしのよいところで鳴くことはなく、林の中層にいます。

わたしの住む市では、10年くらい前から標高600~150mほどの山で多数観察されるようになり、繁殖もしているようです。オスは、やや背中を丸めるような格好で力強くさえずることがあり、そのような姿勢をとると、腰のあたりの黄色い部分が膨らんで見えます。

Black-and-yellow Flycatcher
Ficedula narcissina narcissina

キビタキ







以前、ミゾゴイの記事を書いたことがありました。ときどき声を聞くことがありますが、なかなか録音が難しい鳥です。大きな声で鳴くこともあるのですが、大抵の場合、低い声で、とりあえず聞こえる音量しか出しません。そんなに遠くまで聞こえなくてもいいやん、というポリシーなのかどうかしりませんが。

これは、今月、近くの山で録音したものですが、かろうじてノイズレベルを超えている程度。少しゲインを上げて調整しました。あまりいじると音が不自然になるので、ノイズも増えているところはご容赦を。

人の耳では、こんな音には聞こえず、ちゃんとミゾゴイの声だけを選り分けてくれるのですが、録音機はそういう芸当ができないので、こんなふうになっちゃいます。

4秒あたりから、低い声で5回鳴いています。

Japanese Night Heron
Gorsachius goisagi

ミゾゴイ







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abarazemi

Author:abarazemi
九州に住む。まだ存命。

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