物まね | 鳥たちの話し声
ひとつ前の記事でも紹介したのですが、バードリサーチが「キビタキ、ガビチョウの鳴きまね調査」をしています。

その中に、それ以外の鳴きまねについてまとめた「鳴きまねボックス」というコーナーがあります。いろんな鳥が鳴きまねしていた報告と音源があるのですが、おもしろそうなものをいくつか紹介します。

キビタキのツクツクボウシ真似
わたしも、ツクツクボウシの真似はよく聞くのですが、経験的には、セミのツクツクボウシが鳴き始めてからのほうが頻度が高くなる印象をもっています。時期的には、梅雨の中休みで、ちょっと早めのセミが鳴く頃。でもこの記録を見ると5月。たしかにわたしも5月に聞いたことがあります。
ただ、そうなると、前年以前にこの声をしっかりモノにしていたわけで、歌い手はすくなくとも2歳以上のキビタキではないかと考えるわけです。

メジロのジュウイチ真似
「ええ?」と驚いて、音源を聞きました。なあるほど、わずかに面影がちらちら。しかし、よく気づかれましたね。この採取者に脱帽です。これからは、メジロもゆめゆめ疎かにはできませぬ。


おまけで、アオバトの真似をするチョメチョメというのもあります。最初、「アオバトの声ですか? かなり高度だが」と、そそられましたが。みごとにはめられました。

梅雨まっさかりです。録音を整理したいのですが、いろいろ急ぎの仕事が連続していて、とうてい追いつかないですね。まあ、ぼちぼち。

キビタキでよく知られているのが、コジュケイとか、ツクツクボウシの声の真似です。

これは、市房山での録音ですが、コジュケイを真似ている部分を切り取ってみました。


Black-and-yellow Flycatcher
Ficedula narcissina narcissina

コジュケイの鳴き声を真似ているキビタキ







ちょうどバードリサーチでも、「ガビチョウ、キビタキの鳴きまね調査」をしていますが、キビタキに限らず、低い声での鳴きまねは、鳥の咽には負担があるみたいです。

キビタキは、もともとピッコロみたいな高目の声で、短いフレーズを繰り返すので、それを少し改変することでコジュケイの声にも対応可能なんですが、問題は鳴管の構造です。あの体つきでは、低い音を出すのはちょっとしんどそう。長時間聴いているとわかりますが、コジュケイのまねをする部分は、さえずり時間全体からみると数%にすぎません。

この話の続きはまた、後日。



阿蘇に出かけました。サンコウチョウが鳴いていました。つがいでいるそうです。

やがて近くでガビチョウが鳴き始めました。そのさえずりの中で、サンコウチョウの物まねをやってみせました。ちょっと粗っぽさがあり、お下品(失礼)な印象が残りますが、特徴はよく捕らえてなかなか上手な物まねでした。その部分をご紹介します。

カビチョウは外来種で、ソウシチョウと同じく、特定外来生物に指定されています。

Hwamei
Garrulax canorus

サンコウチョウの声を真似るガビチョウ








ついでなので、このガビチョウの普通の?さえずりも残しておきます。途中で1ヶ所、サンコウチョウの声を少し取り入れていますが。


TBS「THE世界遺産」
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Author:abarazemi
九州に住む。まだ存命。

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